百人一首の思い出


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実力テストの百人一首ですが、ご担当のY先生、生徒に解答用紙を配る間にも、込み上げる笑いが押さえきれないようでした。

Y先生のお話では、「迷作」のおかげで国語科の教員団はとても楽しませてもらったとのこと。

迷作者(我々のことです)の表情を見るだけで、歌のすばらしさがわかる。みたいなことをのたまわれたのでした。

遥か昔(40年ほど古)のことであり、資料は残っていませんが、つまり、百人一首の上の句と下の句を結び付けるテストの結果、以下のような解答が引き起こした出来事だったと思います。

仮に上の句と、下の句を前から1番上の句、2番下の句と順につないでいくと……

・わが庵は都のたつみしかぞすむ 

            わが身世にふるながめせしまに

・君がため春の野に出でて若菜つむ

            まつとし聞かば今帰り来む

・難波潟みじかき芦のふしの間も

            みをつくしても逢はむとぞ思ふ

このように、「なんとなく韻も踏んだよさそうな歌」ができあがります。枕詞や季語がどうなっているのかまではわかりません。

でも、いかがですか。おぼろげながら、意味もわかりそうでは、ありませんか。

逆に後ろから同じようにやってみると……

ももしきや古き軒端のしのぶにも

            世を思ふゆゑにもの思ふ身は

・来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに

            ふりゆくものはわが身なりけり

・おほけなくうき世の民におほふかな

            ふるさと寒く衣うつなり

こちらもなんとなく、意味がわかりそうな(合いそうな)。

このような「迷歌」を実力テストで我々高校生が珍解答してしまったのでした。

本物の作者に著作権でしかられそうですが、

例えば、上の句と下の句をランダムにペアに組み、パソコンでプリントアウトし、読み上げもランダムにするなどしたら、新しいゲームになるかもしれません。

「ちらし取り」よりも「源平合戦」でチームプレーするときに、おもしろい暗号が飛び交いそうです。

できれば、そんな条件で一度、競技の名人と対戦してみたいですね。

名人ほど「おてつき」してしまったりして。

記憶は人の行動や活動に影響しますから、素人の方が善戦することも、あるかもしれません。

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